ホーチミン市:住民3人に1人が汚染地下水を利用

2009/11/21 07:16 JST配信

 ホーチミン市資源環境局によると、同市住民のおよそ3分の1が生活や商売用に、硝酸塩や大腸菌で汚染された地下水を使用している。地下水汚染のひどい地域は、9区・10区・11区・12区・トゥードク区・ホクモン郡・クチ郡・ニャーベー郡・ゴーバップ区・タンビン区・ビンタン区・タンフー区・ビンチャイン郡と広い地域に渡っている。

 市内には井戸が20万カ所あり、そのほとんどが違法に掘られたもので、1日当たり100万立方メートルがくみ上げられている。一方、市が水道用としてくみ上げている量はその5分の1に過ぎない。

 同市人民委員会は2年前、地下水くみ上げを制限する地域を指定したが、井戸の違法採掘を止めるまでには至っていない。水道水が供給されていない地域で、多くの住民が地下水を利用せざるを得ないためだという。人口800万人の同市では少なくとも1日当たり170万立方メートルの浄水需要があるが、供給量は120万立方メートルにとどまっている。

[SGGP, Nov 16,2009, Posted at: 15:18(GMT+7) ]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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