ベトナム人学生:将来設計は苦手、目先で手一杯

2009/11/30 05:58 JST配信

 ベトナム人学生は大学卒業後について聞かれると、「いま学んでいることで精一杯、就職先のことは卒業後に考える」と答える人が多い。そのため、卒業しても就職できない人や自分の専門分野ではない仕事に就く人も多いという結果となっている。進路の選択を家族に頼りきっている学生も多く、この受身な構えのせいで将来設計を描くことが困難となっている。ただ勉強すればよいと考え、卒業後の進路のことは眼中にない。

 ハノイ医科大学の学生ティエンさんは、有名だからという理由だけでハノイ工科大学に入学したが、しばらく勉強した後で自分に合わないことに気付き、現在の大学に入り直した。また将来の仕事に関する準備がないため、卒業後も勉強を続ける学生もいる。ハノイ貿易大学のゴック・アンさんは卒業後、ハノイ国家大学に2つ目の学位取得のために入学。そこで勉強しながら海外留学という夢を追い続けている。

 専門家らはこれらを、情報不足が問題と見ており、大学のカリキュラムに卒業後の就職支援につながるような内容が含まれていないことが問題だと指摘している。

[VietNamNet Bridge - 17:30’ 17/11/2009 (GMT+7)]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 大学を出たものの仕事が見つからず、バイクタクシーの運転手や路上のカフェなどで生活費を稼いでいる若...

新着ニュース一覧

 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越...
 北部紅河デルタ地方ニンビン省ザーバン村にあるランバン(Lang Van)教区は8日、約10年の建設期間を経て...
 世界中の伝統料理などを紹介するグルメサイト「テイストアトラス(TasteAtlas)」はこのほど、2025年版「...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」は、世界6か国(米国、英国、フ...
 国会は11日、ホーチミン市に自由貿易区を設立して投資を誘致し、地域経済の中心地とするための特別制度...
 国会は10日、改正刑事判決執行法および拘留・勾留・居住地制限措置に関する法律を含む、司法に関連する...
 国会は10日、◇汚職防止法の一部を改正・補足する法律、◇改正国会・人民評議会監視活動法、◇国民対話法...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2025年1~11月期に全国で新規設立された企業は前年同...
 韓国の製薬会社である緑十字ホールディングス(GC Holdings=GC)はこのほど、ハノイ市で健康診断施設「G...
 ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年11月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせ...
 国会は10日、◇改正民間航空法、◇改正建設法、◇改正計画法の交通・インフラ関連の法律3本を可決した。 ...
 国会は10日と11日、社会・経済分野に関する14本の法律を可決した。可決された法律は以下の通り。 ◇...
 国家証券委員会(SSC)は10日、財政省が「暗号資産取引市場管理委員会」を設立したと発表した。同委員会...
 国会は11日、北部紅河デルタ地方バクニン省で計画されているザービン国際空港建設プロジェクトの投資方...
 日本の環境省は、ベトナム農業環境省とコ・イノベーションのための透明性パートナーシップ(PaSTI)を通...
トップページに戻る