地震多発の水力発電所周辺地域の住民に副首相らが状況説明

2012/10/03 15:19 JST配信

 南中部クアンナム省バックチャーミー郡の第2ソンチャイン水力発電所周辺地域で地震が多発している問題で、同省国会議員代表団は30日、地元住民と会合を開き、状況説明を行った。代表団にはグエン・スアン・フック副首相ほか、5つの省庁の次官も参加した。1日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。

 地元住民らは、「住宅にひびが入って安心して生活できない」「調査に来た複数の科学者の結論に差がありすぎて、誰を信じれば良いのか分からない」「貯水を許可しないで欲しい」「ダムを取り壊して欲しい」などと意見を述べた。

 ベトナム電力グループ(EVN)の新会長に就任したばかりのホアン・クオック・ブオン会長は「安全確保を最優先に、最悪の事態が生じた場合の対策を講じなければならない」と話し、今後地元当局と合同で大規模な避難訓練を実施する考えを示した。

 フック副首相は「政府は住民の生命と財産の安全を第一に考えている。投資額が巨額だからといって住民を軽んじるわけではない」と述べ、住民に理解を求めた。また、貯水するかどうかは正式な調査の結論が出た後に首相が判断することになると明らかにした。

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