12年で献血72回、赤十字支部長の女性

2014/06/28 06:28 JST配信

 南中部沿岸地方カインホア省カムラン市カムギア地区の赤十字支部長兼婦人協会副会長のチャン・ティ・マイさん(48歳)は、これまでに72回も献血している。初めて献血をしたのは、父親が病気で入院していた34歳の時だ。同じ病室にいた老人が、経済的事情で輸血を受けられずに死亡したことがきっかけだった。

(C)Vietnam plus,Ho Cau
(C)Vietnam plus,Ho Cau

 輸血を受けるにはお金を払う必要があるが、献血は無償。こうした事情や献血は体に悪影響があるのではという誤解から、家族からは大反対された。それでもマイさんは決心を変えずに献血し続け、やがて家族も反対しなくなった。

 2007年には最も反対していた母親が骨折で手術する際に、マイさんから輸血を受けた。この時から周囲の誰もがマイさんの行動を完全に支持するようになった。今ではマイさんの夫や兄弟も献血している。

 マイさんの「困っている人を助けたい」という思いは、様々なボランティア活動への参加につながっており、これまでに多くの表彰を受けている。ただ、マイさん自身は「私はごく普通の人間ですよ。他の人達の同じように」と話している。

[Vietnam plus,16/06/14 11:07,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市1区都市秩序管理隊員のグエン・フー・トゥアンさん(41歳)は、18歳の時からこれまでに93回...
 ハノイ市にあるミーディンスタジアムで22日、第2回献血促進大会の一環として、マスゲームが行われた。...
 「北中部ゲアン省ビン市には、病院に血を売ることを仕事にしている人が20人以上いる。我々の血液の濃度...
 輸血・血液学研究所は2月14日のバレンタインデーにハノイ市で「愛の献血推進大会」を開催する。同研究...
ベトナム赤十字社はこのほど、年末にもネットワークに対応した電子血液銀行「E-BOOD BANK (EBB) 」を設...
 最近北部イエンバイ省バンイエン郡の一帯で、同郡のチューバンアン高校の生徒数十人が学校での献血会後...
 輸血・血液学研究所がこのほど発表したデータによると、ベトナムでは人口に占める献血者の割合はわずか...

新着ニュース一覧

 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年10月の輸出額(推定値)は前年同月比+17.5%...
トップページに戻る