ハノイ:「トイレカフェ」が若者に大人気、売上は月1億ドン

2014/07/25 14:12 JST配信

 ハノイ市カウザイ区にある、トイレをテーマとしたカフェが若者の間で人気を集めている。同カフェのオーナーは90年代生まれの若いベトナム人女性。オープンから3か月、前例のない大胆なテーマとデザインで客足が絶えない。

(C) zing 「トイレカフェ」内装
(C) zing 「トイレカフェ」内装
(C) zing オーナーのバン・アインさん
(C) zing オーナーのバン・アインさん
(C) zing 軽食も楽しめる
(C) zing 軽食も楽しめる
(C) zing 食器類もすべてトイレ
(C) zing 食器類もすべてトイレ

 「トイレカフェ」は、内装から食器類まですべてトイレのモチーフにこだわっている。テーブルは浴槽、椅子やカップ、グラス、皿などは便器をかたどったもので、ベトナム国内では揃えることができず、わざわざ外国から見本を持ち帰って作ったという。

 同カフェのオーナー、バン・アインさんは、台湾留学中に訪れた「トイレカフェ」に感銘を受け、ベトナムでも同様のカフェをオープンしたいという夢を抱いた。2012年にベトナムへ帰国した後、家庭を持ち、子供の世話に追われて夢を忘れかけたものの、やはり自分の夢を実現したいと一念発起。2014年に入ってからハノイ市内のカフェやファストフードの市場を自ら調査し、カフェのオープンに向けて準備を進めた。「資金は十分ではなかったものの、様々なアイデアを取り込んで工夫をした」とバン・アインさんは話す。

 同カフェでは、ドリンクメニューの他、サラダやハンバーガー、パスタといった軽食メニューもある。トイレ型の皿に乗って提供される各メニューはいずれも手頃な価格で、学生の財布にも優しい。

 開店当初は困難も多かったというが、自身の強い想いと家族のサポートのおかげで、売上は1日約300万ドン~350万ドン(約1万4000円~1万7000円)、1か月約1億ドン(約48万円)にも上るという。

[Vu Nguyen, Zing News, 20/07/2014, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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