クアンナム省で新種植物「ファムホアンホ」発見、学術誌で発表

2017/08/07 05:09 JST配信

 植物分類の国際的な学術誌「ファイトタクサ(Phytotaxa)」はこのほど、南中部沿岸地方クアンナム省で新種の植物が発見されたと発表した。

(C)VnExpress,Pham Van The
(C)VnExpress,Pham Van The

 発見されたのはノボタン科ソネリラ属の一種で、ベトナムの植物学者ファム・ホアン・ホ教授の名前から「ファムホアンホ」と命名された。根茎性で高さ約25cmの茎の上にピンク色の花を付けている。

 ベトナム科学技術研究所(VAST)の研究グループが2011年3月に、北中部地方クアンビン省からクアンナム省にかけてホーチミン道路沿いの原生林を調査した際、クアンナム省ダイホンの山の斜面で発見した。

 研究グループのファム・バン・テー氏によると、ベトナムのノボタン科に関する資料は乏しく専門家も少ないため新種の同定に苦労し、あきらめかけたこともあったという。5年後にようやく新種と同定。今年初めに「ファイトタクサ」に論文を送付していた。

 

[VnExpress,3/8/2017 | 00:00 GMT+7,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方ダナン市ソンチャー半島でこのほど、国内外の研究チームが新種のカエルを発見した。今回...
 世界自然保護基金(WWF)は19日、2016年に確認された新種の動植物に関する報告を公表し、ベトナムを含む...
 世界自然保護基金(WWF)は19日、2015年に確認された新種の動植物に関する報告を公表し、ベトナムを含む...
 日本人動物学者がこのほど、南中部高原地方コントゥム省で新種のカエルを発見した。  発見したのは...
 北中部クアンビン省にある世界遺産フォンニャ・ケバン国立公園の代表者はこのほど、新種のアシナシイモ...
 ロシア人科学者らはこのほど、ベトナムで新種のヒキガエル2種を発見したと明らかにした。今回発見され...
 ナショナルジオグラフィック誌によると、オーストラリアの生物学者ジョディ・ローリー氏がベトナム中部...
 ベトナムの東南部ドンナイ省と中部高原地方ザライ省の森林で、新種のカエルが発見された。このカエルは...

新着ニュース一覧

 ハノイ市人民委員会のグエン・マイン・クエン副主席は、電気とクリーンエネルギーを利用した公共交通シ...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)とペトロ
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 決済プラットフォームの開発を手掛ける韓国のロードシステム(Load System)はこのほど、ベトナム情報通...
 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 ドラッグストア大手のファーマシティ(Pharmacity)の創業者クリス・ブランク氏はこのほど、ホーチミン市...
 ハノイ市ドンダー区クアンチュン街区タイソン(Tay Son)通り167番地に面した路地で、路面と排水システム...
 米国への留学生数に関する調査を実施しているIIE(米国国際教育研究所)が先般発表した最新レポート「
 ベトナム共産党政治局はこのほど、ホーチミン市に国際金融センター、南中部沿岸地方ダナン市に地域金融...
 ホーチミン市人民委員会は20日、1区のベンタイン市場、チャン・フン・ダオ廟、1区人民委員会庁舎などを...
 在ホーチミン日本国総領事館で19日、日本政府による令和6年度(2024年度)前期対ベトナム草の根・人間の...
 ホーチミン市では2025年年初から、市内を走る全ての補助金付き路線バスの運賃支払いをキャッシュレス化...
 北部紅河デルタ地方ビンフック省ビントゥオン(Vinh Tuong)郡人民委員会は21日夜、同郡ビンソン(Vinh So...
 一般財団法人学生サポートセンター(東京都新宿区)とハノイ大学(Hanoi University、ハノイ市)は12日、教...
 ハノイ市ロンビエン区のザーラム空港で12月19日(木)から22日(日)まで、防衛・セキュリティ関連の国際展...
トップページに戻る