釈放から36年、冤罪事件にようやく終止符―検察が書類隠匿

2019/04/09 14:29 JST配信

 東南部地方タイニン省チャンバン郡ドントゥアン村にある精米工場で1979年に発生した強盗事件で、タイニン省人民検察院は4日、当時容疑者として捜査を受けていた7人に対して約40年ぶりに捜査中止決定書を手渡した。7人中1人は高齢のため既に他界していた。

(C) vnexpress
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 同工場では1979年7月26日に強盗事件が発生し、ゴールド0.5テール(1テール=37.8g)が奪われた。警察はその後、ゴールドを奪ったとしてグエン・バン・ズンさん(当時22歳)と家族7人の計8人を強盗容疑で逮捕した。この8人には妊産婦2人と休暇中で実家に戻っていた現役兵士(当時)も含まれていた。

 8人は冤罪とされ1983年に釈放されたが、捜査中止決定書の提供を求めたにもかかわらず、人民検察院はこれに応じなかった。8人のうち、ズンさんは2018年1月にようやく捜査中止決定書を受け取ることができ、これをもとに6億1500万VND(約300万円)の損害賠償を支払われたが、残る7人については捜査中止決定書がなかったため、損害賠償を求めることができなかった。

 4日にようやく残る7人に手渡された捜査中止決定書は、なんと1983年5月11日付けのものだった。当時の同省人民検察院の副院長が署名したこの捜査中止決定書には、「容疑者らが強盗を行っていない証拠は十分にある。容疑者らは犯行を認めたが、これは捜査官から肉体的暴力を受けたため」と明確に記されている。

 これにより、同省の人民検察機関が36年にもわたって8人の捜査中止決定書を隠匿していたことが判明した。

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