代理出産の認定病院、国内5か所に―法改正から5年

2019/06/21 15:35 JST配信

 保健省はこのほど、ホーチミン市のフンブオン病院に対して人道目的の代理出産の実施を許可した。これにより、代理出産の認定病院は国内5か所となった。

(C) infonet
(C) infonet

 フンブオン病院は7月に新ビルを完成させ、同月から代理出産を希望する患者の受け入れを開始する。

 代理出産の実施が認められている病院は、フンブオン病院のほか、◇ツーズー病院(ホーチミン市)、◇ミードゥック病院(同)、◇中央産婦人科病院(ハノイ市)、◇フエ中央病院(北中部地方トゥアティエン・フエ省)がある。

 保健省によると、全国における不妊夫婦は約100万カップルに上り、増加傾向にある。

 代理出産の規定によると、代理母に妊娠・出産を依頼する不妊夫婦は、◇女性が不妊治療などを受けても妊娠・出産できないこと、◇夫婦共に子供が1人もいないこと、◇医療・法律・心理に関するカウンセリングを受けたことがある、などの条件を満たしていなければならない。

 また、代理母は、夫婦のいずれかの家族・親族(姉妹または従姉妹など)であることや、出産経験があることなどの条件を満たさなければならない。また、代理母1人につき代理出産は1回のみに限られる。

 なお、ベトナムでは代理出産が法律で禁止されていたが、2014年6月に国会で可決された改正婚姻家族法で、女性が妊娠・出産できない場合の「人道目的」のみで認められることになった。

[Tuoitre 12:21 18/06/2019 / infonet 16:15 14/06/2019, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市ツーズー産婦人科病院で16日午前10時35分頃、代理出産によって体重2.1kgと1.9kgの元気な双...
 ハノイ市中央産婦人科病院で22日午前7時25分頃、国内初の代理出産の胚移植によって体重3.6kgの元気な女...
 2015年1月1日施行の改正婚姻家族法で認められた代理出産が3月15日から本格
 保健省によると、1月1日施行の改正婚姻家族法で認められた代理出産について、同規定が本格的に適用され...
 保健省は、代理出産及び体外受精による妊娠・出産を規定する政令草案に関する会議で、国内の病院3か所...
 国会は19日、婚姻家族法の改正案を可決した。今回の改正案では、代理出産の限定的条件下での容認が明記...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る