北中部地方トゥアティエン・フエ省人民委員会は25日、スマートシティ管制センターを正式に開所した。省レベルの同様のセンターとしては全国初となる。
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同センターは、国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)のスマートシティソリューションに基づいて運営され、既に10種類のスマートシティ監視サービスを展開している。具体的には、◇要望対応、◇交通違反監視、◇都市秩序監視、◇都市安全監視、◇環境監視、◇漁船監視などがある。
このうち住民が接する機会が最も多いのは要望対応サービスで、住民は社会生活の中で不十分や不適切と感じたことについて、スマートフォンや同センターのウェブサイトを通じて要望を伝えることができる。同センターは受け付けた要望を、担当部署に伝達する。住民は要望の受理から対応結果までの過程を、サイト上で確認することができる。
現在、省傘下の全機関、郡レベルの全機関、フエ市の全街区、省内にある国の一部機関、重要な公共事業体など85の機関が同センターと連携し、要望の対応に当たっている。スマートシティシステムは、引き続き拡張され2020年に完成する予定だ。