ホーチミン:都市マスタープランで「中心部」を多極化へ

2019/07/29 16:05 JST配信

 ホーチミン市建築計画局はこのほど、同市の2025年までのマスタープランの調整計画案を請け負う業者の選定を同市人民委員会に提案していることを明らかにした。

イメージ写真
イメージ写真

 建築計画局によると、ホーチミン市は「多極」モデルを採用し、市内に複数の「中心部」を設置する方向で調整計画案を策定する方針。その一環として、都市鉄道(メトロ)各駅の周辺を商業サービスエリアにする形で現在の中心部を再編すると共に、4つの地区に新たな「中心部」を設置する。

 詳細は以下の通り。

1.東部(2区・9区・トゥードゥック区):ホーチミン~ロンタイン~ザウザイ間高速道路沿い、ハノイ大通り沿い、サイゴンハイテクパーク(SHTP)周辺、ベトナム国家大学ホーチミン市校ソフトウェアパーク周辺の地域を中心に新都市区の開発を進める。

2.南部(7区・ニャーベー郡):水文学的条件や河川の多い地形を踏まえて、新都市区の開発と共に排水に配慮したインフラ整備を行う。

3.北西部(12区・ホックモン郡・クチ郡):広大な土地と自然環境を有する自己完結型の大型新都市の開発に適した地形を活かす。

4.南西部(タンフー区・ビンタン区・ビンチャイン郡):地域に相応しいインフラ整備を行うのみとする。

 ホーチミン市は、「中心部」の多極化により、住民を再分布させ、冠水や交通渋滞の問題解決、公共空間の確保などにつなげる考えだ。

[Vnexpress 00:00 25/7/2019, vietstock 26/7/2019, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 東南部地方ドンナイ省人民委員会は2日、同省ビエンホア市ロンフン村(xa Long Hung)で、ビエンホア市と...
 ホーチミン市建築計画局は4月29日、同市の都市マスタープラン情報プラットフォームを更新し、英語での...
 ホーチミン市人民委員会が実施した同市東部(2区・9区・トゥードゥック区)イノベーション都市区計画のア...
 「2030年までの南部の社会経済発展計画および2030年までのビジョン」によると、ホーチミン市周辺に15の...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、「2025年までのホーチミン市開発計画」に関連する都市計画管理規定...
 ホーチミン市人民委員会および建築計画局は1日、「2025年までのホーチミン市開発計画」の設計案を発表...

新着ニュース一覧

 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノ
 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマ...
 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VI...
 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企...
 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。...
トップページに戻る