11月28日午前6時49分、東北部地方カオバン省チュンカイン郡(huyen Trung Khanh)で今月3度目となる地震が発生し、ハノイ市でも揺れが確認された。
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ベトナム科学技術研究所傘下の地球物理研究所地震津波警報センターによると、震源は同郡フォンチャウ村(xa Phong Chau)で、地震の規模はマグニチュード4.7、震源の深さは約10kmとされている。
この地区に住んでいる男性Kさんは、自宅の後ろにあるサリン山(nui Sa Lin)から何か大きな音がしたと思って外に出たところ、大きな岩が転がりながら落下してくるのを目撃したという。
震源から約300km離れているハノイ市でも高層マンションの住人らが揺れを感じたと語っている。カウザイ区にあるマンションの17階に住んでいる男性Pさんは、家の中もののがガタガタと震えているのを見たとのこと。
なお、カオバン省チュンカイン郡では11月25日にも8時18分と10時56分に連続して地震が発生。地震の規模は1度目がマグニチュード5.4(震源の深さ約14km)、2度目がマグニチュード3.8(同約10km)だった。同日には昼過ぎに中国・広西省でもマグニチュード2.8の地震を観測。
これに先立ち、11月21日午前6時50分にはタイとラオスの国境付近でマグニチュード6.1の地震が発生。この影響により、ベトナムでも多くの地域で僅かな揺れが観測された。