二人二脚で新たな暮らし、片足のインフルエンサーカップルが結婚

2020/03/28 05:58 JST配信

 グエン・ティ・レ・トゥーさん(女性・1994年生まれ、東北部地方バクザン省出身)とドアン・ゴック・バオさん(男性・1993年生まれ、ハノイ市出身)は、以前から社会活動に数多く参加するなど身体障がい者コミュニティで有名な2人だ。2人はお互いのことを知ってはいたが、話をしたことはなかった。

(C) Vietnamnet
(C) Vietnamnet

 ところがトゥーさんは、バオさんがあるイベントに参加している写真をたまたま目にして強い印象を受けた。障害を持ち暮らし向きも困難な中、自信に満ちた笑顔のバオさんが自分と重なり親近感を覚えた。

 バオさんに興味を持ったトゥーさんは、バオさんのフェイスブック(Facebook)の投稿を見るようになった。するとトゥーさんは、片脚でローラーブレードを使いこなす姿、周囲の人を笑顔にするバオさんの楽観的な姿に益々興味を惹かれた。

 バオさんと同じく片脚のトゥーさんは、自分もローラーブレードをしてみたいと思い、バオさんのフェイスブックのアカウントに友達申請をした。この時、同じ境遇にあるバオさんと後に交際し、結婚に至ることになるとは、トゥーさんは思いもしなかった。

 トゥーさんは10歳の時に不慮の事故で右足を失った。一方のバオさんは左足が先天性の象皮症で治療を続けていたが18歳の時にやむなく切断することとなった。その後、バオさんは片脚を失ったショックを乗り越え、ローラーブレードだけでなく競泳やボルダリングなど自らの可能性に挑戦した。2015年には韓国で開催された障がい者の冬季スポーツ大会のスキー種目に出場するにまでなった。現在はローラーブレードの講師と用具販売で生計を立てている。

 交際を経てバオさんは手作りの指輪でトゥーさんにプロポーズし、2人で今後直面するかもしれない困難についてもよく話し合った。そして3月12日、バオさんとトゥーさんは家族や友人にも祝福され晴れて夫婦となった。トゥーさんはバオさんに安心感や信頼を感じ、バオさんはトゥーさんといると素の自分でいられるという。バオさんはトゥーさんの右足となり、トゥーさんはバオさんの左足となり、笑顔の絶えない家庭を築くことだろう。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 「本当にいいの?私は一生、車椅子に座ったままよ」と言う女性を横目に、男性は婚姻届にサインをした――...
 リオ2016パラリンピック競技大会(第15回夏季大会)のパワーリフティング男子49kg級(運動機能障害)で、ベ...

新着ニュース一覧

 7日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが大型株の牽引により上昇し、史...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席は5日から7日にかけてインドを国賓訪問し、ナレンドラ・モディ首相および...
 配車アプリを展開する地場Beグループ(Be Group)は、5月8日より各種サービスの料金を+2~11%引き上げる...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 インドネシアのフィンテック企業クレディボ(Kredivo)は6日、ベトナムのデジタル銀行ティモ(Timo)の買収...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)によると、2025年末時点で15歳以上の国民の銀行口座保有率が約89%に達した...
 レ・ミン・フン首相はこのほど、戦略的技術および戦略的技術製品のリストを定めた決定第21号/2026/QD-T...
 インドにおける2026年1~3月期の電気自動車(EV)販売台数ランキングで、ベトナムのEVブランドがトップ4...
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の子
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)によると、南部...
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサン・フ...
 ハノイ市ドンアイン村の国家展示センター(VEC)で、5月13日(水)から15日(金)まで、「ベトナム国際広告設...
 科学技術省によると、全国における第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、第5世...
 中国が南シナ海の一部海域を対象に5月1日から8月16日まで漁獲禁止令を一方的に発布したことを受け、ベ...
 「サイゴン・ザーディン市」が「ホーチミン市」へと市名を変更した1976年7月2日から、2026年7月2日で50...
トップページに戻る