中越戦争で散った悲運の烈士カップル、戦死から38年後に挙式

2020/07/24 04:14 JST配信

 1979年の中越戦争で戦死した烈士カップルの結婚式が38年の時を経て、2017年に故郷である東北部地方クアンニン省で執り行われた。その時の様子を撮影した写真がこのほどインターネット上に公開され、国民の間で話題になっている。

(C) Dantri
(C) Dantri

 式の主役となったのは、新郎のブイ・バン・ルオンさん(1955年~1979年没)、新婦のホアン・ティ・ホン・チエムさん(1954年~1979年没)の2人の故人。

 ポーヘン(Po Hen)国境検問所の兵士だったルオンさんは、交流会で国境検問所の近くにあった国営商店の店員だった1歳年上のチエムさんと知り合い、やがて交際を始めた。

 2人は両家と国境検問所の所長の承認を得た上で、テト(旧正月)明けに挙式を行う予定だったが、1979年2月17日に中国が国境地帯でベトナムへの総攻撃を開始したことで戦争状態に突入。

 ルオンさんは中国軍との銃撃戦に臨み、発砲を受けて重傷を負った。民兵だったチエムさんも仲間の退路を作るべく戦線で奮闘。2人はともに銃弾に倒れて非業の死を遂げた。

 故人2人の結婚式は、戦死から38年後の2017年に親族や友人らによって執り行われた。式に出席した誰もが涙を禁じえなかったという。両家の仏壇では、その日から新郎新婦の遺影がそれぞれ飾られ、今も2人の供養を続けている。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 7月27日の戦争傷病者・烈士記念日75周年(1947年7月27日~2022年7月27日)の機会に、ベトナム戦争中の197...
 ファム・ミン・チン首相は26日、東北部地方クアンニン省モンカイ市ハイソン村(xa Hai Son, TP. Mong Ca...

新着ニュース一覧

 近年、農業環境省は世界中の消費者と繋がるための循環型経済の発展を推進している。多くの企業や団体が...
 ホーチミン市財政局によると、2026年1~3月期における同市への海外直接投資(FDI)認可額は、前年同期比...
 ホーチミン市フート街区ルーザー(Lu Gia)通りにある郷土料理店の店主が、奇妙な眉毛で注目を集めている...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 北中部地方クアンチ省人民委員会はこのほど、「戦争の記憶と平和への渇望博物館」の建設プロジェクトを...
 国内最大手の格安航空会社ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、4月4日
 建設省傘下ベトナム航空局(CAAV)によると、中東地域での緊張が続く中、主要航空会社がベトナムと中東を...
 外務省のファム・トゥー・ハン報道官は2日の定例記者会見で、中東情勢の悪化に伴いホルムズ海峡の航行...
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサン・フ...
 韓国の物流会社CJ大韓通運(CJ Logistics)は1日、ベトナムの大手物流港湾会社
 医療・介護事業を展開するウェルグループ(奈良県大和郡山市)のベトナム現地法人であるウェル・ベトニャ...
 チャン・タイン・マン国会議長は1日午後に開かれた国会常務委員会の会議で、2026年1~3月期の国内総生...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した統計によると、2025年末時点の日本における在留外国人数は過去...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年における外国人入国者数及び日本人出国者数等に関する統...
 グエン・チー・ズン副首相は3月31日、民間セクターの最高経営責任者(CEO)・管理職を育成するプログラム...
 ホーチミン市共産党委員会のチャン・ルウ・クアン書記は1日午後に開催された2025〜2030年任期の...
トップページに戻る