ベトナム戦争の烈士遺骨、半世紀ぶりに110歳の母親のもとに

2020/10/05 04:54 JST配信

 ベトナム戦争中の1969年に東南部地方タイニン省で戦死した烈士の遺骨が51年の時を経て、北中部地方ゲアン省に住む母親のもとに帰ってきた。

(C) YAN
(C) YAN

 この遺骨は、1967年に従軍して2年後の1969年に戦死したNさん(男性・1942年生まれ)のもの。戦死した息子は当時27歳の若さ、それから50年以上も息子の帰りを待ち続けた母親は110歳になっていた。

 戦争で犠牲となったNさんの追悼式は厳粛に執り行われ、遺骨になって帰ってきた我が子を腕の中で抱いた母親は号泣し、立ち会った家族もその姿に涙を流した。

 Nさんの母親は「ベトナム英雄の母」に認定されており、国からの支援を受けている。Nさんの母親のように子供が戦死し「ベトナム英雄の母」に認定された女性は全国で約14万人を数える。

[Yan 18:50 30/09/2020 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 北中部地方タインホア省トスアン郡人民委員会は20日、51年前に戦死したベトナム人兵士レ・ハイ・ルック...
 ベトナム科学技術研究所(VAST)傘下バイオテクノロジー研究所は27日、身元不明戦没者の遺骨669柱のDNA鑑...
 東南部地方ビンズオン省バウバン郡ライウエン町(thi tran Lai Uyen, huyen Bau Bang)の2か所の墓地には...
 情報通信省および国防省、労働傷病兵社会省はこのほど、戦争烈士(戦死した軍人・従軍者)や戦争烈士の墓...
 ベトナム共産党中央軍事委員会と国防省は19日、戦争傷病者・烈士記念日70周年(1947年7月27日~2017年7...

新着ニュース一覧

 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
トップページに戻る