ホーチミン市は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して、4月30日の南北統一記念日と5月1日のメーデーに伴う連休以降に南中部沿岸地方ダナン市または北部の感染流行地域からホーチミン市に入域した全員についてリストを作成し、新型コロナウイルス検査を実施するという。
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ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は市民に対し、連休以降にダナン市または北部の感染流行地域からホーチミン市に入域した場合、地元で健康申告を行った上で検査を受け、結果が出るまでは他人との接触を避けるよう求めている。
現時点で5月1日以降に他省・市から同市に入域した24万4773人が健康申告を行っている。このうち5132人に検査を実施し、いずれも陰性の結果が出ている。
ホーチミン市タンソンニャット国際空港では、感染流行地域から入域した人の中から無作為で6594人に検査を実施し、6209人については陰性の結果が出ている。残る385人は結果待ちとなっている。
なお、同市では18日から21日正午までに5人の市中感染者が確認された。うち2人は同じ会社に勤める同僚で、1人(4583人目の感染者、7区在住)が連休中に北部紅河デルタ地方ハイフォン市を訪れていたことから、もう1人(4514人目の感染者、トゥードゥック市在住)に感染したものとみられている。
4514人目の感染者関連では濃厚接触者78人と接触者1241人を特定し、1回目の検査で全員が陰性だった。4583人目の感染者関連では濃厚接触者116人(うち62人は会社関係者)を特定し、うち87人が1回目の陰性、29人が結果待ちとなっている。このほか、同2人の感染者に関連して4702人が検査を受け、うち4544人が陰性、158人が結果待ち。
残る3人(4780~4782人目の感染者)は3区在住の親子で、母親がグエンディンチエウ(Nguyen Dinh Chieu)通り287番地の路地でバインカイン店を営んでいる。子供が連休中にダナン市を訪れていたことから、子供がダナン市で感染してホーチミン市に戻った後、家族内で感染したものとみられている。濃厚接触者68人を特定し、うち56人は陰性、12人は結果待ちとなっている。