上海交通大学の大学研究センターがこのほど発表した「世界大学学術ランキング(Academic Ranking of World Universities=ARWU)2022年版」で、ホーチミン市7区のトンドゥックタン大学(Dai hoc Ton Duc Thang)が601~700位に、南中部沿岸地方ダナン市のズイタン大学(Dai hoc Duy Tan)が901~1000位にそれぞれランクインした。
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両校のランクインは昨年に引き続きだが、このうちズイタン大学は昨年の601~700位から901~1000位にランクダウンとなった。一方、トンドゥックタン大学は、2019年版で初めて901~1000位にランクインすると、2020年には701~800位、2021年には601~700位と順調に順位を上げている。
ARWUは、研究機関としての大学の貢献度を評価するランキング。評価基準は、◇ノーベル賞やフィールズ賞を受賞した卒業生の換算数、◇同2つの賞を受賞した教員の数、◇高被引用科学者数、◇学術誌「ネイチャー(Nature)」と「サイエンス(Science)」に発表された論文数、◇「Science Citation Index Expanded=SCIE」と「Social Sciences Citation Index=SSCI」に収録された論文数、◇教師の平均表現(部門のパフォーマンス)の6つの指標に基づいている。
2022年のARWUトップ10は下記の通り。
1位:ハーバード大学(米国)
2位:スタンフォード大学(米国)
3位:マサチューセッツ工科大学(MIT、米国)
4位:ケンブリッジ大学(英国)
5位:カリフォルニア大学バークレー校(米国)
6位:プリンストン大学(米国)
7位:オックスフォード大学(英国)
8位:コロンビア大学(米国)
9位:カリフォルニア工科大学(米国)
10位:シカゴ大学(米国)
なお、アジアでは昨年と同じ24位につけた東京大学がトップで、2ランクアップで26位につけた清華大学(中国)がアジア2番手となった。東南アジアからのランクインは、マレーシアの5校が最多。以下、タイ(4校)、シンガポール(3校)、ベトナム(2校)と続いた。