ハノイ市バックマイ病院中毒治療センターは5日、意識障害や嘔吐、めまい、瞳孔散大などの症状を訴える女性患者(56歳)を受け入れたと明らかにした。患者はインターネットで購入したポップコーンを食べてから1時間ほど経ったころに症状が出たという。
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女性の尿検査の結果、マリファナ(大麻)の主成分であるTHCが検出された。女性は中毒を起こしたと診断され、応急処置を施された。危険な状態からは脱したが、現在も引き続き集中治療を受けている。
同センターはこれまでに、大麻の成分が混入したケーキやクッキー、キャンディ、電子タバコ、パイプタバコなどを摂取して中毒を起こした患者をしばしば受け入れているが、ポップコーンを食べた後に大麻中毒を起こした患者を受け入れたのはこれが初めて。問題のポップコーンは、女性の息子がインターネットショップで買ったものだった。
なお、チョコレートやジュースなどを装った麻薬が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで違法に販売されている。多くの人がこれを口にして中毒を起こし、入院しているため、医師らは国民に出所不明の商品に対する警戒を強めるよう注意を呼び掛けている。