コロナ禍の特別便巡る汚職、ソン外相と複数の大使も処分へ ナム前駐日大使も

2022/12/22 18:57 JST配信

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件で、ベトナム共産党中央監査委員会は20日と21日の両日に、外務省共産党委員会幹事部(2021~2026年任期)の責任を問う会合を開いた。

(C) baodautu
(C) baodautu

 中央監査委員会は調査を経て、「外務省共産党委員会幹事部は、民主主義的中央集権主義(民主集中制)に違反し、管理・監視・検査を怠り責任を果たさず、一部党員が党員として遵守すべきルール、生活習慣、道徳に関する規則に違反し、国の幹部・党員として国民の模範となる責任を果たさず、党と外務省の尊厳を著しく損ない、国民に不満をもたらした」と結論付けている。

 これを踏まえ、政治局と書記局に対し、ブイ・タイン・ソン外相(共産党中央執行委員・外務省共産党委員会書記)、ブー・ホン・ナム前駐日ベトナム特命全権大使を処分するよう要請した。

 中央監査委員会はまた、◇前在大阪ベトナム総領事グエン・ホン・ハー氏、◇駐ロシア・ベトナム大使館の元職員リー・ティエン・フン氏、◇駐マレーシア・ベトナム大使館の職員グエン・レ・ゴック・アイン氏、◇駐アンゴラ・ベトナム大使館の元職員ブー・ゴック・ミン氏の4人を党除名処分とすることを決定した。

 駐マレーシア大使のチャン・ベト・タイ氏は党機関における全ての役職を抹消し、駐マレーシア・ベトナム大使館職員のグエン・ホアン・リン氏は警告処分とする。元駐インド大使のファム・サイン・チャウ氏、駐インド・ベトナム大使館職員のファム・ニュー・イー氏、前在福岡ベトナム総領事のブー・ビン氏はけん責処分とする。

 党規では、違反した党員に対し違反の度合いによって、◇譴(けん)責、◇警告、◇罷免、◇党除名のいずれかの処分を科すと規定している。

 同事件では、最初の容疑者が1月下旬に逮捕されてからこれまでに、トー・アイン・ズン外務次官(男・58歳)や、ファム・ビン・ミン第一副首相(外交担当)補佐官のグエン・クアン・リン容疑者、外務省傘下領事局の要職のほか、政府官房傘下の国際関係局や保健省傘下の医療設備工事局、公安省傘下の出入国管理局の幹部、旅行会社など複数の会社の役員など、事件に関与した数十人もの容疑者が起訴され、捜査を受けている。

 特別帰国便は、新型コロナ禍の影響で帰国するベトナム人のために国が特別に手配するものだが、関係者らは複数の公的機関の幹部らと結託し、不正利益を得ていた。この特別便に搭乗するには、通常より高額な運賃を支払うほか、煩雑な手続きが必要だった。

[Bao Dau Tu 19:04 21/12/2022 / Zing 19:35 21/12/2022, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件で...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件で...
 ベトナム共産党書記局は13日、違反が発覚した党員の責任を追及する党中央監査委員会の調査報告を検討す...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件で...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件で...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件で...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者向け特別便の認可を巡る汚職事件で、公安...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者向け特別便を巡る事件で、南中部沿岸地方...

新着ニュース一覧

 ハノイ市のハノイ師範大学はこのほど、日本でのベトナム語能力検定試験とベトナム語能力証明書の発行に...
 ハノイ市科学技術局は3日、ハノイ技術取引所(HanoTEX)とデジタル転換市場(DTMarket)を立ち上げた。これ...
 韓国教育省傘下の国立国際教育院は3日、ベトナムで2026年から韓国語能力試験(TOPIK)の成績を大学入学に...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南中部地方ダナン市(旧クアンナム省)のホイアン旧市街のバクダン(Bach Dang)通りにある小さな店の前で...
 政府は4日、決議第9号/2026/NQ-CPを公布し、食品安全法をガイダンスする1月26日付けの政令第46号/2026/...
 トー・ラム書記長の特使として中国を訪問したレ・ホアイ・チュン外相は4日、習近平(シー・ジンピン)総...
 国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は4日、シンガポールに駐在員事務所を開...
 東北部地方クアンニン省人民委員会はこのほど、ハノイ~クアンニン間高速鉄道プロジェクトの投資方針を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ダナン市人民委員会は、2026年のテト(旧正月)期間中のロン橋(ドラゴン橋=ドラゴンブリッジ)の噴水・フ...
 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」は、アジア太平洋(APAC)地域にお...
 ホーチミン市人民委員会は、テト(旧正月)を祝うイベントの一環として、「ブックストリートフェスティバ...
 財政省は3日、証券取引や情報開示などの規定を改正する通達第8号/2026/TT-BTCを公布した。外国人投資家...
 ホーチミン市警察は、工業用溶剤と化学着色剤をガソリンに混合して偽のオクタン価95(RON95)のガソリン(...
 南中部地方ザライ省人民委員会は4日、ホンチャウ風力発電所プロジェクト(第1期)の投資主として、不動産...
トップページに戻る