ホイアン:人気バインミー店での集団食中毒、患者数が141人に増加 日本人も

2023/09/15 15:34 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省保健当局によると、同省ホイアン市にある人気バインミー(ベトナム風サンドイッチ)店「バインミーフオン(Banh Mi Phuong)」で発生した集団食中毒事件は14日午後までに、患者数がさらに増えて141人となった。

(C)VOV
(C)VOV

 患者のうち33人が外国人で、国籍はオーストラリア、英国、日本、チリ、そしてドイツ国籍の越僑(在外ベトナム人)となっている。患者らは現在、ホイアン市内やダナン市内の病院で治療を受けており、その多くが微熱や吐き気、下痢などの症状を訴えているが、健康状態は概ね安定しているという。

 クアンナム省食品安全衛生局によると、同店は11日に1920本、12日に1700本のバインミーを販売した。当局が施設の検査を行ったところ、衛生管理上で多くの問題が見つかったという。食品安全衛生局は、食中毒を引き起こしたと見られる原材料のサンプルを採取し、ニャチャン・パスツール研究所へ送った。検査結果は7~10日以内に判明するとのこと。

 省保健当局は、バインミーフオンの施設の営業を一時停止とし、施設の食品安全状況を検査するとともに、食中毒発生の原因調査を急ぐよう指示したほか、各医療機関に対して患者に手厚い治療を施すよう求めている。

[VOV 19:35,14/09/2023 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 2023年9月中旬に集団食中毒が発生し、3か月の営業停止処分を受けていた南中部地方クアンナム省ホイアン...
 9月中旬に集団食中毒が発生して、3か月の営業停止処分を受けていた南中部地方クアンナム省ホイアン市ミ...
 南中部沿岸地方クアンナム省人民委員会はこのほど、9月中旬に集団食中毒が発生した同省ホイアン市ミン...
 9月中旬に集団食中毒が発生した南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市ミンアン街区にある人気バインミ...
 南中部沿岸地方クアンナム省保健局は21日、同省ホイアン市にある人気バインミー(ベトナム風サンドイッ...
 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市にある人気バインミー(ベトナム風サンドイッチ)店「バインミーフ...
 南中部沿岸地方クアンナム省保健局によると、同省ホイアン市にある人気バインミー(ベトナム風サンドイ...

新着ニュース一覧

 東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で15日、ベトナムと米国の両政府の協力によるダイオキシン(枯葉剤)...
 2025年の世界技術革新力ランキング(Global Innovation Index=GII)によると、ベトナムはスコアが37.1で...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が発表した「収益が高いベトナム企業トップ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親し...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年8月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+16.7%増の...
 日本の財務省が発表した2025年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲0.1...
 インフルエンサーPRやリリース配信サイト「@Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー...
 新潟県は、10月4日(土)・5日(日)の両日、「にいがたベトナムフェスティバル2025」を新潟駅南口広場で開...
 政府は、人工知能(AI)を国家戦略の柱と位置づけ、2025年末をめどに国家AI戦略の改定版とベトナム初のAI...
 グエン・ホン・ジエン商工相は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官宛てに書簡を送付し、米商務省...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビ
 世界自然保護基金(WWF)ベトナムとフエ大学傘下の科学大学は14日、北中部地方フエ市で「デポジットリタ...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)山形は、10月3日(金)の日本時間15時00分から16時30分まで、駐日ベトナム大...
 ベトナムは15日、スイスの世界貿易機関(WTO)本部で、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)につながる補助...
 ハノイ市の国家展示センターで15日、建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念事業の一...
トップページに戻る