小型潜水艦自主製造の会社社長が引退の意向、プロジェクト譲渡へ

2024/07/12 05:41 JST配信
  • 財政や健康の問題でプロジェクト継続不能
  • 小型潜水艦プロジェクト紹介から10年余り
  • 潜水実験には成功、正式な運航許可はまだ

 小型潜水艦の「チュオンサ号」や「ホアンサ号」を自主設計・製造したことで知られる実業家のグエン・クオック・ホア氏(男性・67歳)は8日、小型潜水艦プロジェクトを譲渡する意向を明らかにした。

(C) dantri
(C) dantri

 ホア氏は同日朝に投稿した自身のフェイスブック(Facebook)の記事で、「私の財政力と健康状態では小型潜水艦プロジェクトを継続することはできない。小型潜水艦に情熱を持ち、継続する能力のある人にプロジェクトを譲渡する用意がある」と記している。この記事に対し、多くの人が残念な気持ちと、ホア氏によるプロジェクト継続への希望を伝えている。

 ホア氏が小型潜水艦プロジェクトをフェイスブックで紹介してから10年余りが過ぎた。2種類の潜水艦は潜水実験には成功したが、当局による正式な運航許可が出されたことはない。

 ホア氏は北部紅河デルタ地方タイビン省の機械製造会社の社長で、2013年に最初の小型潜水艦「チュオンサ号」を紹介。翌2014年に水槽内での潜水実験に成功したと発表した。2015年には別の小型潜水艦「ホアンサ号」の湖での潜水実験に成功し、翌2016年には国防省の支援を受けて海洋での潜水実験にも成功した。

[Dan Tri 16:22 08/07/2024, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 小型潜水艦「チュオンサ1号」、「ホアンサ号」を自主設計・製造し話題となった紅河デルタ地方タイビン...
 小型潜水艦「チュオンサ1号」「ホアンサ1号」を自主設計・製造し話題となった紅河デルタ地方タイビン省...
 小型潜水艦「チュオンサ1号」を自主設計・製造し話題となった紅河デルタ地方タイビン省在住の会社社長...
 紅河デルタ地方タイビン省の会社社長が自分で製造した小型潜水艦「チュオンサ1号」がこのほど、水槽の...
 最近、小型潜水艇を自主制作した男性が話題になっている。この男性は、紅河デルタ地方タイビン省にある...

新着ニュース一覧

 ハノイ市共産党委員会監査委員会は、保健省傘下の中央精神法医研究所共産党委員会(2020~2025年任期)に...
 ホーチミン市にあるパイロット養成センター「BAAトレーニングベトナム(BAA Training Vietnam)」で16日...
 東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港(第1期)のサブプロジェクト3(旅客ターミナルなどの...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親し...
 南中部地方ダナン市では、伝統的なシクロに最新技術を導入し、ベトナム語や英語、中国語、韓国語、日本...
 南中部地方カインホア省人民評議会は16日、同省共産党委員会筆頭副書記 兼 同省人民評議会議長のグエン...
 ベトナム共産党政治局の決定により、南中部地方ラムドン省共産党委員会筆頭副書記のグエン・ホアイ・ア...
 トー・ラム書記長は16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の補佐官で、同国の海洋評議会議長を務...
 東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で15日、ベトナムと米国の両政府の協力によるダイオキシン(枯葉剤)...
 2025年の世界技術革新力ランキング(Global Innovation Index=GII)によると、ベトナムはスコアが37.1で...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が発表した「収益が高いベトナム企業トップ...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年8月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+16.7%増の...
 日本の財務省が発表した2025年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲0.1...
 インフルエンサーPRやリリース配信サイト「@Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー...
 新潟県は、10月4日(土)・5日(日)の両日、「にいがたベトナムフェスティバル2025」を新潟駅南口広場で開...
トップページに戻る