- ヌイトゥック通りの路地に泥水が噴出
- 地下水を多く含む軟弱地盤を掘削中に発生
- 2月と5月にも同様の泥水噴出が発生
ハノイ市都市鉄道(メトロ)3号線(ニョン~ハノイ駅区間)のトンネル掘削工事現場で6日未明、ザンボー街区ヌイトゥック(Nui Truc)通りの路地に泥水が噴出し、辺り一帯が泥だらけとなった。
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同市メトロ管理委員会(MRB)によると、トンネル掘削機(Tunnel boring machines=TBM)の2号機「タオバオ(Tao Bao)」が地下水を多く含む軟弱地盤を掘削中に発生したもので、掘削中に溜まったガスや泥水が地上に噴出したという。
施工業者は現場を封鎖し、泥水を吸引して6日午前3時ごろに一時的に通行を再開したが、午前10時45分時点で再び噴出が発生した。家屋への直接的な被害はない。
メトロ3号線の工事現場ではこれに先立つ2月と5月にも、同様の泥水噴出が発生している。
全長12.5kmのメトロ3号線のうち、地下区間4kmは、◇キムマー駅、◇カットリン駅、◇ザンボー駅、◇バンミエウ駅を経て、ハノイ駅に至る。現在、TBMの1号機「タントック(Than Toc)」は2028m掘進し、バンミエウ駅に到達した。一方、TBMの2号機は899m掘進し、今回泥水が噴出した地点に到達した。