- 死者数はフエが最多15人、ダナンは13人
 - 各地で冠水、フエは5万5000軒が浸水被害
 - 新たな台風がベトナム中部に進行中
 
農業環境省によると、10月末から中部で断続的に発生している豪雨と、これに伴う洪水により、11月3日午後5時までに、38人が死亡し、6人が依然として行方不明となっている。また、負傷者数は76人に上っている。
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地域別の死者数の内訳は、北中部地方フエ市が15人で最多となっており、以下、南中部地方ダナン市が13人、北中部地方クアンチ省が7人、南中部地方ラムドン省が3人と続いた。
中部各地で多くの人命が失われただけでなく、ダナン市、南中部地方クアンガイ省、フエ市では土砂崩れなどで、100軒以上の家屋が倒壊した。冠水被害は深刻で、フエ市では5万5000軒、クアンチ省とハティン省(いずれも北中部地方)では計9000軒が浸水した。浸水した稲作地・農作地は8209ha、死亡した家畜・家禽は6万7010頭・羽だった。
土砂崩れなどの影響で、国道の46か所が現在も通行止めとなっている。ダナン市ではこれまでに51万4574戸の電力供給が復旧したが、依然として、5万2216戸が停電となっている。
なお、1日にはフィリピンの東で新たな台風(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)が発生しており、間もなくベトナムで台風13号になる見通しだ。カルマエギは西寄りに進み、7日にかけてベトナム中部に到達すると予想され、中部各地の住民は引き続き警戒が必要となる。




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