ホーチミンに50年以上存在する「死神市場」、移転計画も進まず

2016/07/17 06:08 JST配信

 取材をするうちに、キムビエン市場で売られている化学薬品や食品添加物のほとんどが中国製であることが分かった。また、化学薬品を販売する大半の店が、爆発物取り扱いの条件を満たしていないことも分かった。

 キムビエン市場は、周辺住民からいつ火災が発生してもおかしくない「化学薬品の爆弾倉庫」と言われている。住民らは5区当局に対し、住宅地区から市場を移転するよう要望してきた。実際2014年10月には、ダンフイン社で化学薬品が爆発し、3人が死亡、数十軒の家が損壊する事故が起きている。

 この事故を受けて5区当局は、キムビエン市場を近くのショッピングセンターに移転する方針を固めた。しかし店主らの反対に遭い、まだ実現に至っていない。

 市党委員会のディン・ラ・タン書記は2016年5月20日の5区指導部との会合で、「死神市場」移転計画の進捗状況について、国営のサイゴン商業総公社(サトラ=Satra)に移転事業を任せるとの説明を受けた。これに対しタン書記は、国営企業に任せればいつ完了するか分からないと指摘し、入札にかけるよう指示した。また市人民委員会のチャン・ビン・トゥエン副主席は6月、移転先となる「化学薬品販売センター」建設案を早急に作成するよう指示している。

前へ   1   2   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市商工局は18日、同市人民委員会に対し、5区13街区のキムビエン(Kim Bien)市場に代わる化学...
 ホーチミン市5区13街区にあるキムビエン市場で4日午前8時ごろ、同市場管理委員長のL.T.T.Hさん(女性・5...
 ホーチミン市1区ボーバンキエット通り(Vo Van Kiet)にあるロシアンマーケットは、総面積およそ2000m2で...
 ホーチミン市タンビン区チャンマイニン(Tran Mai Ninh)通りにある第11街区市場(Cho Phuong 11)は、ベト...
 ホーチミン市5区バントゥオン通りにあるキムビエン市場で6日午前、塩酸の入ったポリタンクが大破し、近...
 ホーチミン市人民委員会のチャン・ビン・トゥエン副主席はこのほど、化学品の販売で知られる5区のキム...
 ホーチミン市では、健康に有害な化学薬品が食品に使用される事件がたびたび発生しているが、それらの化...

新着ニュース一覧

 店主の一家が次々とこの世を去った後、フン・リンさん(女性)とゴック・リエンさん(女性)は、市場の路地...
 ベトナムの株式市場が21日付けで、インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)による市場分類...
 ベトナムで18日、米アップルの「iPhone 18」シリーズが発売され、全国の主要販売店で初日に数万台が事...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 インドの旅行雑誌「トラベル・アンド・ツアー・ワールド(Travel And Tour World=TTW)」が先般発表した...
 英国タイムアウト誌(Time Out)は16日、毎年恒例の「世界で最もクールな街トップ40(The 40 Coolest Neig...
 建設省は、外国の組織および個人の住宅所有権に関する規定の見直しを進めている。住宅法改正案で、外国...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、ベトナムの石炭火力発電所で...
 日本全国で「イオンシネマ」を運営するイオンエンターテイメント株式会社(東京都港区)などが出資するイ...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 韓国の教育企業であるハンエデュテック(Han Edutech)内のOK-TEST職業韓国語能力試験委員会はこのほど、...
 地場タクシー大手のビナサンタクシー[VNS](Vinasun)はこのほど、不動産開
 政府は9月3日付で、外資系投資家および外資系経済組織の物品売買・関連活動を規定する政令第342号/2026...
 地場のフィットネスチェーン大手であるシティジム(Citigym)は、全社的な事業再編に伴い、10月1日付けで...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)系の電
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計(推計値)によると、2026年8月の訪日ベトナム人数は前年同月比▲7.5...
トップページに戻る