ホーチミン市内で活動する若者のグループ「犬猫保護サイゴンタイム」は、約100匹を超える捨て犬や捨て猫を保護し、飼育している。メンバーの1人であるチャン・ウエン・ニューさん(1991年生まれ)は2015年8月からグループの活動に加わり、現在まで活動を続けている唯一のメンバーだ。
(C) Tuoi Tre |
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元々は別のメンバーがグループを発足して捨てられた犬や猫を保護し飼育していたが、その後様々な理由から活動を継続することが困難になったという。
現在はニューさんのほかに、カインさんとトゥアンさんの計3人で6区とビンチャイン郡にある2つの施設で犬85匹、猫45匹の世話をしている。
犬猫はそれぞれケージに入れられ、メンバーが食事や風呂の準備や清掃を行う。犬猫たちの食事に1日約8kgの米を消費し、最近保護したばかりのハスキー犬2匹は生の鶏肉しか口にしないという。
ニューさんによれば、1か月にかかる費用は餌代と診療費でおおよそ1000万~1500万VND(約4万8000~7万2000円)にのぼり、ニューさんが本業でオーナーを務めるウェディングドレススタジオの売上から捻出したお金と、寄付金で賄っている。
「大変は大変ですよ、特にあの子たちのために使えるお金が足りない時なんて。寄付も募れないような時はメンバーがそれぞれ両親に頼み込んでお金を工面しているんです」とニューさん。