ホー・チ・ミン主席死去から50年、最期の日々をたどる

2019/09/01 05:18 JST配信

 9月1日、ホー・チ・ミン主席はとても疲れた様子だった。しかし、時にしゃきっと機敏に動き、小さなリュウガンを自分で食べることもできた。

ホー・チ・ミン廟(ハノイ市)
ホー・チ・ミン廟(ハノイ市)

 1969年9月2日午前9時、ホー・チ・ミン主席は重度の心臓発作を起こし、ベトナムと中国の医師や教授が救命処置を行った。しかし、9時15分、心電図モニターはホー・チ・ミン主席の心臓が完全に鼓動しなくなったことを告げた。「私たちは医師と一緒に代わる代わる主席の胸をさすり、心臓がもう一度動き出すことを望んでいました」とホアン氏は回想する。

 9時47分、当時の首相であるファム・バン・ドン氏が涙を流してこう言った。「同志たちよ、我々のホーおじさんはもう生き返ることはない」。享年79歳。1週間後、ハノイ市のバーディン広場で追悼式と告別式が執り行われ、何万人もの国民や海外の人々が参列した。

 「ホーおじさんが去った日のことを思い出して、今日も明日も彼が残した遺産を尊重し、保存し、活用するために少しでも貢献していきたいです」とホアン氏は語った。

 ホー・チ・ミン主席の死去から間もなく50年を迎える2019年8月28日、グエン・スアン・フック首相はホー・チ・ミン主席の護衛と世話を担当していた同志らと会見した。当時の話を聞いたフック首相は、主席の教えや道徳的な模範は常に党幹部や党員らが進むべき道を指し示してきたと強調した。フック首相はさらに、ホー・チ・ミン主席に仕え、護衛してきた人々の功労に心からの敬意を表した。

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[VnExpress 09:55 29/8/2019, A]
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