ホー・チ・ミン主席の胸像が70年ぶり帰国、コンダオ刑務所から渡仏

2020/05/31 05:20 JST配信

 2020年5月19日、故ホー・チ・ミン主席の生誕130周年を迎えた。

(C) anninhthudo
(C) anninhthudo
(C) anninhthudo
(C) anninhthudo

 これに合わせて、70年近くフランスにあったホー・チ・ミン主席の胸像が、外交ルートを通じてベトナムに帰ってきた。この彫刻は長い間、最上級の愛情と敬意をもって保管されてきた。

 この胸像は2020年2月に「傑出した文化人、ベトナム民族解放の英雄、ホー・チ・ミン主席」と題した活動の10年間の総括会議の枠組みの中で、ベトナム外務省本部でファム・ビン・ミン副首相 兼 外相からホー・チ・ミン博物館(ハノイ市バーディン区)のブー・マイン・ハー館長に引き渡された。

 現在はホー・チ・ミン博物館のコレクションとして所蔵されており、5月には同館の企画展「ホー・チ・ミン デッサンと肖像画」で初めて一般公開され、注目を集めた。

 収集の過程で、博物館の職員らは胸像の台の部分に「NXB Nhan loai(人類出版社)」の印があることを発見した。職員らがベトナム国家図書館の資料を調べたところ、1946年の救国(Cuu quoc)新聞の記事で、胸像について言及されていた。

 資料によると、この胸像は人類出版社が大量生産したもので、石膏でできており、サイズが大きいものと小さいものの2バージョンあったという。

 しかし、作者については触れられておらず、他の資料などでも手掛かりは見つかっていない。わかっているのは、人類出版社そのものが1930~1940年ごろに設立されたらしい出版社だということくらいだ。

前へ   1   2   3   次へ
[An Ninh Thu Do 11:00 17/05/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム建国の父である故ホー・チ・ミン主席が5月19日に生誕130周年を迎えることを受け、情報通信省は...
 故ホー・チ・ミン主席の死去から2019年9月2日で50年を迎える。  ホー・チ・ミン主席が死去する前に...
 ホー・チ・ミン廟保護指令部委員のカオ・ディン・キエム少将はこのほど開かれた国防省の記者会見で、故...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年10月の輸出額(推定値)は前年同月比+17.5%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年10月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.20%上昇、前...
 政府は、家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CPを公布した。...
トップページに戻る