「ベトちゃんドクちゃん」のドクさん、日越交流と平和教育に意欲 コロナ禍とウクライナの戦火に思いも

2022/04/10 10:30 JST配信

 日本で新型コロナの感染拡大が続いていた2020年7月には、日本ベトナム友好協会大阪府連合会に不織布マスク1万2500枚を寄付した。当時のベトナムは新型コロナ抑え込みに成功しており、日本の感染拡大を知って胸を痛めたという。

(C) VIETJO
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(C) Southern Breeze
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 ドクさんは新型コロナについて、医療現場を知る経験からみても「当面は終息しない」と感じているが、渡航制限の緩和による日越往来の拡大には期待を寄せる。新型コロナ前より旅行会社と提携し、日本からの修学旅行生や観光客、在越日本人向けに、交流会や講演会を実施してきた。戦争被害者としての思いや平和への願いを伝えていくことは使命だと感じているようだ。

戦争で犠牲になるのは子どもたち

 ウィズコロナ時代での平和教育に意欲を示す中で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった。ドクさんはまず、子どもたちが犠牲になっている状況に「自分の心が痛い」と話した。戦火の最中でも、現地では新たな生命が生まれたという報道には「とても感動した」というが、喜び以上に「その子の将来がどうなるか、とても心配になった」という。「自分自身の(戦争被害者としての)経験もあるし、今は自分も親の立場だからこそ、強く思う」。

 また、「世界は、武力ではなく対話で問題解決できるようにならなければならない」と強調。ウクライナの戦火も「早く終わらせなければならない」と、いつも朗らかな表情を硬くしながら話した。

 ドクさんは今後、ホーチミン市の戦争証跡博物館で、枯葉剤被害の深刻さを伝える語り手としての活動も毎週末に行う予定だ。

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