ビンロウの葉鞘を食器に再生利用、ビジネスクラス機内食にも活用

2025/02/23 10:10 JST配信

 トゥエンさんは原材料を得るために、地元民からビンロウの葉鞘を1枚1000VND(約5.9円)で買い取ることにした。「初めのころは、私が家を訪ねて葉鞘を買い取ろうとしても、多くの人は信じてくれませんでした。今は、買い取りを手伝ってくれる代理店があるんです」とトゥエンさん。

(C) vietnamnet
(C) vietnamnet
(C) vietnamnet
(C) vietnamnet
(C) vietnamnet
(C) vietnamnet
(C) vietnamnet
(C) vietnamnet

 トゥエンさんによると、ビンロウの葉鞘が落ちるのは3月から10月にかけての時期で、平均して栽培地1haあたり年間約1万2500枚の葉鞘が得られる。1枚1000VND(約5.9円)で売れば、生産者はビンロウジの販売に加えて、年間1250万VND(約7万4000円)の収入を追加で得ることができる。

 集めたビンロウの葉鞘は、きれいに洗浄し、水に浸して柔らかくする。その後、乾かしてから熱プレス機に入れて、ボウルや皿、レンゲ、スプーン、食品トレーなど様々な形やサイズに成型する。成型時は型に入れて80~120度の温度で40秒間プレスする。

 顧客の要望に応じて様々な型を作ることができ、多様な形にプレスしたり、製品に絵柄を印刷したりすることもできる。

 「ビンロウの葉鞘をプレスした後、製品を紫外線照射装置で殺菌してから梱包し、市場に出荷する前には規定に従ってサンプルを検査に出しています。製品は十分な強度と耐水性があり、殺菌後にパウチ加工をしていて清潔なので、食品を入れることができるんです」とトゥエンさんは説明する。

 2020年、トゥエンさんはビンロウの葉鞘で作った製品を様々な展示会に出展して紹介したところ、瞬く間に注目を浴び、多くの顧客から注文を受けた。特に、ある航空会社は、ビジネスクラスの機内食の食器として活用するため、ボウルと皿の購入契約を結んだ。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 「最近じゃビンロウジ(檳榔子、ヤシ科植物ビンロウ(檳榔)の種子)に関心を持つ人はほとんどいなくなった...
 自然を愛するブー・ティ・トゥー・ハーさん(女性・42歳)は、本物の葉っぱだけを使った環境に優しいお皿...
 ホーチミン市6区のレクアンスン(Le Quang Sung)通りの路上は、盛衰を経ながら50年以上にわたり「ビンロ...

新着ニュース一覧

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 大型蓄電池の製造・販売などを手掛ける株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)はこのほど、ベトナム向け...
 地場ベトナムグリーンハウス(Vietnam Greenhouse)とデンマークのバイオテクノロジー企業であるノボネシ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、米国への人身売買を目的として養子縁組を装い、子どもを買い取っていた...
 米国ニューヨークの国連本部で開催された第36回国連海洋法条約(UNCLOS)締約国会合で18日、ベトナム外交...
 オーストラリアの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(Global Peace Index=GPI)」2026年版...
 ホーチミン市で5月に数字選択式宝くじの特賞である830億VND(約5億1000万円)超を当てた男性が、今度は南...
 ホーチミン市の家禽卵市場で約20%のシェアを占める大手卵生産会社のビンタインダット・フード(Vinh Th...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、臓器売買あっせんルートの裁判で、主犯格のブイ・ティエン・ルック被告...
 滑走路の延伸や関連設備の改修などのため、3月から一時閉鎖されている南中部地方ラムドン省のリエンク...
 LOGIQ株式会社(沖縄県那覇市)は、グローバル開発体制を強化するため、ハノイ市に子会社「LOGIQ R&Dベト...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所は、日本企業における海外大学との連携ニーズの高まりを受け、...
 ハノイ市警察は19日、「リゾート会員権」の販売を装った大規模な詐欺事件について、推定被害総額が2兆7...
 ホーチミン市人民評議会は19日、2026年半ばの定例会議を開催し、交通や都市整備など多数の重点インフラ...
トップページに戻る