国旗掲揚台にはためく巨大な旗を20年縫い続ける職人、誇りと継承

2026/04/26 08:18 ICT配信

 「当初、遺跡の職員たちは同業者である私の友人に連絡を取りました。でも、依頼された国旗があまりにも大きかったため、友人は断り、私を紹介してくれたんです。国旗の大きさが約80m2だと知って、私も躊躇しました。ただ、自分の腕前と、これが大変な名誉だということを理解していたので、縫製を引き受けることにしました」とルオンさんは振り返る。

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 ヒエンルオン・ベンハイの国旗掲揚台に掲げられる国旗は、横の長さが10.5m、縦の長さが7.2m、総面積が約80m2もあり、大量の布と多くの日数、そして細やかな作業が必要となる。しかし、過去20年近くにわたり、ルオンさんはいつも期日通りに指定された枚数の国旗を完成させ、ベンハイ川のほとりには常に金星紅旗がはためいている。

「一針一針から色合いまで、すべてに大満足」

 ルオンさんの息子であるグエン・クイ・ラムさん(男性・43歳)は、幼い頃から父親の仕事を継ぎたいと思っていたと話す。「現在は教師をしていますが、今でも父の仕事が好きです。副収入を得られるというだけでなく、とても深い意味がありますから。最近は父も高齢になったので、一番難しい工程は私がよく手伝っています」。

 ルオンさんによれば、国旗の完成までに7~10日ほどかかるという。若い頃は1人でもっと早く作ることができたが、時が経つにつれて体力が低下し、子どもたちのサポートが必要になった。

 国旗1枚を作るには、約80m2の布が必要となる。赤い背景部分はたくさんの小さな布を縫い合わせて作り、強風の中ではためいても破れないよう、一針一針をしっかりと丈夫に縫い上げなければならない。

 赤い背景を縫い合わせた後、親子2人は自宅近くの幼稚園の庭を借りて国旗を広げ、星型の竹の枠を使って黄色い布を裁断し、赤い布と縫い合わせていく。これが最も大変な工程だ。

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