クアンチ省:戦争博物館を建設へ、30年に落成見込み

2026/04/04 09:25 JST配信

 北中部地方クアンチ省人民委員会はこのほど、「戦争の記憶と平和への渇望博物館」の建設プロジェクトを承認する決定を下した。投資総額は1兆VND(約60億円)に上り、2030年の落成を見込んでいる。

(C) Dan Tri
(C) Dan Tri

 同プロジェクトは、同省クアトゥン村にあるヒエンルオン・ベンハイ両岸特別国家級遺跡の北岸に建設され、敷地面積は11haとなる。2階建ての展示棟は使用面積が約2万m2に上る。

 また、屋外展示スペースには戦車や戦闘機、大砲などの大型戦争遺物を展示するほか、芸術彫刻を組み合わせた緑地公園も整備する予定だ。

 資金は2025~2035年期の文化発展に関する国家目標プログラムから拠出される。スケジュールによると、2026~2028年期に着工し、主要項目の建設と資料や遺物の収集に注力する。その後、2029年に内装や展示を完成させ、運営人員の訓練を行い、2030年に検収、引き渡し、落成となる見通しだ。

 同博物館の建設は、戦争遺物の価値の保存や活用、歴史的な人物や出来事への顕彰・感謝・追悼を目的としている。さらに、愛国心と革命的英雄主義の伝統を若者に教育する場となり、国内外の観光客を惹きつけることで、社会経済発展の原動力となることが期待されている。

 現在、同省には抗米救国戦争期(1954~1975年)に関連する5000点以上の資料や遺物が残されており、倉庫や省博物館、各村や特区の伝統館、遺跡の展示館などで保管・展示されている。新たな博物館の完成により、ヒエンルオン・ベンハイ両岸特別国家級遺跡に関連する魅力的な観光地となることが見込まれている。

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