フランス人が建設した築140年の給水塔とサイゴンの水道史

2026/05/03 08:04 ICT配信

 これらの集水施設の中でも、ブランスベとマクマオンの2つは特に重要だった。そのため、これらの集水施設の名前は、当時のフランスの有力者2人の人物にちなんで付けられた。「マクマオン」は1873年から1879年までのフランス大統領、「ブランスベ」はかつてのサイゴン市長だ。

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 これらの集水施設は、複数の浅井戸からなる。それぞれの井戸は直径が1.6~2.2m、深さが13~22mある。井戸の壁は当初レンガで造られていたが、後に鉄筋コンクリートで作られるようになった。

 通常、1つの集水施設には10~20の浅井戸がある。集水施設システム内の浅井戸は円形に配置され、中央にある井戸に水を集める仕組みになっている。中央の井戸から汲み上げられた水は、処理・消毒され、貯水池や給水塔にポンプで送られるか、配水管を通して利用者に直接送られた。

 ブランスベの集水施設の痕跡については、現在のベンタイン街区(旧1区)の統一会堂前の公園とタオダン公園にいくつか浅井戸が残っている。マクマオンの集水施設は、現在のスアンホア街区(旧3区)のボーバンタン通りにある公園にいくつか浅井戸が残っている。ここはファンディンフン競技場の建設予定地でもある。

 一方、現在のボーバンタン通りにあるズイタンポンプ場は後に改修され、床が張り替えられて、サワコのオフィスとして使用されている。また、ザーディン公園の敷地内にあるゴーバップ集水施設の中央井戸システムも改修され、床が敷き直されて、サワコの子会社であるチュンアン水道社(Trung An Water Supply)の修繕施工チームの作業スペースとなっている。

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