塩の結晶が底に沈殿する一般的な製塩方法とは異なり、サーフインの塩は水中で浮かぶように塊となり、結晶同士が絡み合いながら大きくなっていく。
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収穫時には、塩の塊を取り出し、水に溶かして汚れを落としてから、大きめの粒をふるい分け、完全に白く乾くまでさらに干す。出来上がった塩は、とげとげしさのない、まろやかな塩味に仕上がる。
バンさんによると、この塩を使って魚を漬け込むと、ヌクマム(魚醤)の香りがさらに良くなり、水分が出ることなく1年間は保存できるという。
バンさんはおよそ3日ごとに7~8kgの塩を収穫している。現在、バンさんはこの伝統的な製法を守りながら、塩作りを続けているガーさんとクエさんの2人にも指導している。また、バンさんはゴーコー古塩田保存グループの代表も務めている。
この保存グループの取り決めにより、生産された塩はすべてゴーコー村コミュニティ観光協同組合に販売され、入場券を購入した観光客へのお土産として配られる。買い取り価格は1kgあたり10万VND(約620円)で、一般的な塩のおよそ100倍の値段だ。
「この仕組みのおかげで、住民が価格競争をすることなく、観光収入を増やすことができるうえ、伝統的な塩の偽装を防ぐことにもつながっています」と協同組合の代表者は語る。
2000年の伝統を世界へ
バンさんが塩作りを行っている岩場は、サーフイン文化(サーフィン文化:紀元前500年もしくは300年頃から紀元後100年頃にかけてベトナム中部を中心に分布した鉄器時代の文化)の痕跡を数多く残す、広さ約105haのゴーコー村の中にある。塩田から村の道、垣根、井戸に至るまで、至る所に岩が見られる。









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