今季途中までVリーグのナビバンク・サイゴンFCに所属し、2010年にはJリーグのFC東京でも活躍したブラジル人フォワード、リカルド・アルベス・ペレイラ(日本時代の登録名リカルジーニョ)選手がナビバンク・サイゴンFCに対し、約2か月半分の未払い給与と航空機運賃の支払いを求め、訴訟を起こす準備をしている。ボンダーが報じた。
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これに先立ち、ナビバンク・サイゴンの代表者は「リカルド選手がクラブ側に対し、8か月分の給与と妻子の航空機運賃の支払いを請求している」と明らかにしていた。しかし、同選手は「クラブが財政難に陥っていることは理解しており、請求したのは2か月半の給与と自分の航空運賃のみだ」と反論している。
また、同選手は代理人を通して、不当解雇および不備のある契約書を交付したとして、クラブを告訴する方針を明らかにしている。契約書によると、「クラブは選手に対し、健康やコンディションによる問題が生じて結果が残せなかった場合、給与の30~50%をカットする」と規定している。
同選手は「契約書で言及されている健康やコンディションの問題は、生活上の問題から生じるものであって、試合や練習中の怪我を指すものではないはずだ。しかし、クラブは私が試合中に怪我をしたことを理由に、この規定を当てはめて給与をカットした。更に、治療費まで選手に負担させている。こんなことがまかり通るなら、選手がクラブのために尽くすことなど出来るはずがない」とコメントした。