ハノイ市のカイルオン劇場で17日と18日、ベトナム南部の古典芸能「カイルオン」を英語で視聴するという新たな試みが実施された。この試みはベトナムの古典芸能を広く外国人にも知ってもらおうという意図から始まったもの。20日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
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今回の試みでは、外国人観客に配慮して比較的上演時間の短い演目が選ばれた。上演中は英語通訳した台詞をヘッドフォンで聴き、歌唱部分については内容を翻訳したパンフレットを配布した。
観劇した専門家らは劇場の努力を高く評価する一方で、もっと古典的な作品を選ぶべきとの意見を述べた。また、通訳・翻訳の精度にも改善の余地があるとし、カイルオンに精通すると同時に、英語に堪能な人材を探す必要があるとコメントした。
劇場は今後、今回寄せられた専門家や観客らの意見から、通訳・翻訳・演出の方法を再考していく方針だという。