ホーチミン~ブンタウ間の水中翼船、年末に運航停止へ

2016/11/24 04:20 JST配信

 交通運輸省登録検査局は、ホーチミン市と東南部地方バリア・ブンタウ省ブンタウ市を結ぶ水中翼船4隻の全てが船検切れになるため、運航業者は2016年12月31日までに水中翼船の運航を停止しなければならないことを明らかにした。

(C) baogiaothong
(C) baogiaothong

 同航路で水中翼船を運航しているのは、ビナエクスプレス(Vina Express)とペトロエクスプレス(Petro Express)の2社。4隻を運航し、ホーチミン市4区ニャーゾン船着場とブンタウ市カウダー船着場を結んでいる。

 同航路で水中翼船の運航が開始されたのは1996年のこと。最盛期には20隻余りが運航されていた。この中には船齢が高い船が多く含まれ、また水中翼船の利用客の大幅な減少により、近年は4隻まで縮小している。

 利用客が減少した背景には、ホーチミン~ロンタイン(東南部地方ドンナイ省)~ザウザイ(同)高速道路の開通により、長距離バスで移動するほうが安く、所要時間も変わらないことがある。

 なお、同2社は、水中翼船4隻は最近改造したもので安全基準をクリアしているとして、同局に対し運航期間の延長を要請している。両市当局も、観光活動の促進、交通渋滞の緩和などに貢献しているとして、運航期間を延長するよう上位機関に働きかけている。

[Tuoi Tre等09:12 (GMT+7 )13/11/2016, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ペトロ・パシフィック・ツーリズム社(Petro Pacific tourism)は10日、ホーチミン市と東南部地方バリア...
 ビナエクスプレス(Vina Express)とペトロエクスプレス(Petro Express)の2社は2016年12月31日、ホーチミ...
 東南部地方バリア・ブンタウ省人民委員会は、ホーチミン市と同省ブンタウ市を結ぶ水中翼船4隻が間もな...
 グリーンラインズDP社(GreenlinesDP)は、ホーチミン市とブンタウ市(東南部地方バリア・ブンタウ省)を結...
 グリーンラインズDP(Greenlines DP)社は11月にもホーチミン~ブンタウ(東南部バリア・ブンタウ省)間...
 ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市からブンタウ市(東南部バリア・ブンタウ省)までを結ぶ水中翼船...
 グリーンラインズDP社(GreenlinesDP)のチャン・ソン・ハイ社長は、8月中にもホーチミン~ブンタウ(東南...
 ホーチミン~ブンタウ(東南部バリア・ブンタウ省)間の高速船を運航するグリーンラインズDP社は10月よ...

新着ニュース一覧

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノ
 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマ...
 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VI...
トップページに戻る