- 現行の計画に比べメトロの総延長を2倍に
- 35年までに1~6号線の約183km建設完了
- 35年までに必要な投資額は約4.82兆円
ホーチミン市交通運輸局はこのほど、2045年までを視野に入れた2030年までの鉄道輸送開発の方向性に関するベトナム共産党政治局の2023年2月28日付け結論第49号-KL/TWに従って、同市都市鉄道(メトロ)システム開発計画に関する緊急提案文書を同市人民委員会に提出した。現行の計画に比べ、メトロの総延長距離を2倍にするとしている。
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2035年までに1・2・3・4・5・6号線の計約183kmの建設を完了し、2045年までにさらに7号線の新設と既存路線の延伸(168.36km)で、総延長を計351km余りに引き上げる。2060年までに8号線(42.8km)・9号線(28.31km)・10号線(87.84km)を完成させて総延長を510.02kmとする計画だ。
建設の優先順位は、◇旅客の往来需要が多く都市の大量旅客輸送に適していること、◇中心部と郊外を結ぶ放射状路線に先に、その後に環状路線に投資すること、◇開発拠点と旅客ハブを接続すること、◇各交通手段の連携を図ることなどの要素を考慮して決められる。
2035年までに必要な投資額は、1号線(ベンタイン~スオイティエン間)と2号線の第1期(ベンタイン~タムルオン間)で2024年末までに支出する金額を除くと790兆5280億VND(約4兆8200億円)と見積もられている。