- KTMとハスクバーナがベトナム事業停止
- 販売代理店が両ブランドの取り扱い終了
- 走行性能やデザインは評価、価格がネック
オーストリアのピエラ・モビリティ(Pierer Mobility)グループのバイクメーカーであるKTMスポーツモーターサイクル(KTM Sportmotorcycle)とハスクバーナ・モーターサイクルズ(Husqvarna Motorcycles)は1日、全国のショールームを一斉に閉鎖した。
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ただし、顧客サポートのため、新たな販売代理店が決まるまでの当面の間は、既存のサービスセンターの営業を続ける。
今回のベトナム事業停止は、販売代理店であるアル・ナブーダ(Al Naboodah)が両ブランドの取り扱いを終了したことによるもの。ただし、アル・ナブーダは引き続き、英国のトライアンフ(Triumph)と米国のハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)の両ブランドを取り扱う。
KTMは2013年にベトナム市場に参入した。走行性能やデザイン面が評価されていたが、販売価格の高さがネックとなり、大多数の消費者には手が届きにくかった。これに対し、ホンダ(Honda)やヤマハ(Yamaha)といった日本ブランドは、価格面で競争力があり、より幅広い層の消費者に受け入れられている。