- 市最大規模の中古バイク市場は閑散
- ガソリンバイク規制報道後、客が激減
- 販売価格も買取価格も大幅下落
環境保護のため、2026年7月1日からハノイ市内の環状1号線内でガソリンバイクの走行を全面的に禁止する首相指示第20号/CT-TTgが発出されたことを受け、同市最大規模の中古バイク市場では、すっかり客の姿が消えてしまった。
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同市カウザイ街区チュアハー(Chua Ha)通りにある中古バイク市場では、ガソリンバイク規制の報道後、客足が激減している。あるディーラーは「以前は1日3~4台売れたが、今は1台も売れない」と嘆いた。新学期前のこの時期は、安価な中古バイクを求める学生たちで賑わっていたが、今では閑古鳥が鳴いている。
販売価格も大幅に下落しており、人気車種だった「SH」は以前と比べて▲700万~1000万VND(約3万9000~5万6000円)値下げしても売れないという。予約キャンセルも相次いでおり、電動バイクに乗り換える動きが加速している。
中古バイクの売却希望者も大打撃を受けている。タイホー街区在住のH氏は、「2014年製造のホンダ製バイク『LEAD』は、1年前なら2000万VND(約11万円)を提示されたが、今では400万~500万VND(約2万2000~2万8000円)にしかならない」と語った。