22日文化情報省芸術局は歌手Bang KieuとThu Phuongの曲目・作詞・作曲曲目のあらゆる形式での使用を禁止する文書第709/NTBD号を全国のラジオ・テレビ局、出版社、公演協会、メディア出版社、コンサート会場などに通達した。
この措置について芸術局は、Bang Kieu, Thu Phuong両歌手はこれまでに海外活動と移住のため母国を離れアメリカに渡り、反共産勢力と結託し政府批判を行なっており、法律に著しく違反しているとともに国内芸能界、世論を揺り動かしているためとしている。
また、通達では既にこれまでに出版されている書籍、CDなどのメディアについては再版時に両歌手の掲載・収録された部分を削除する必要があると定めており、2人の公式なベトナム国内での活動は禁止されるとしている。
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●Bang Kieu、祖国に背を向けて活動 [2004/2/13;TT&VH]
歌手 Bang Kieu は2002年9月に越僑歌手 Trizzie Phuong Trinh と結婚し、現在はアメリカの南カリフォルニアに居住している。同地のショーに出演するようになると、その歌声を高く評価されると同時に、一部の過激分子の反対デモにもあった。しかし彼はその後、祖国との「断絶」を証明し、「自由の地で越僑社会に溶け込む」ために、態度を大きく変化させた。
2003年9月、Bang Kieu はフィリピンで行なわれた「反共難民ベトナム人社会」のためのショーに越僑歌手の一員として参加。2004年1月にはカナダのトロントで行われたショーに出演し、ベトナム共和国(南ベトナム)時代の国旗と花束を受け取った。
さらに同年1月9日に海外の放送局のラジオ番組の中で、「自分はアメリカを故郷として選択した。ベトナムに帰るのは母親を訪ねるためだけだ」と発言した。そんな中で、1月にはベトナム国内で彼の最新アルバム「Anh se nho mai」が発売されている。
●Bang Kieuプロフィール
1973年7月13日、Ha Noi 生まれ。
劇団俳優の父、有名なチェオ役者の母の11番目の末っ子として生まれる。子供の頃から舞台や歌が大好きで、母親の歌をそっくりに再現できた。
歌は耳から学んだ。彼はファゴット科だったが声楽科の授業を聴講し、家に帰って一人で練習した。その頃音楽院で学んでいた My Linh と共に歌の練習に励んだ。
2001年には、婚約者で越僑歌手の Trizzie Phuong Trinh とサイゴンにカフェレストラン「Tada」を開店、舞台役者にも挑戦した。今後ミュージックカフェの出店も計画中とか。
以上は:ベトナム歌謡ファン倶楽部様のご好意により転載させていただきました。