- ベトナム人乗客が日本円を違法持ち出し
- ハノイ発成田行き便の乗客が690万円所持
- 刑事事件として立件、密輸容疑で起訴

ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に明らかにした。
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これに先立つ8日午後10時20分ごろ、ハノイ発成田行きのベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)VN310便に搭乗予定だったグエン・フウ・ラム容疑者(男)の機内持ち込み手荷物を検査したところ、封筒に入った大量の紙幣が発見された。
税関職員によるX線検査と目視検査の結果、機内持ち込み手荷物から1万円札690枚が見つかった。ラム容疑者は税関に申告しておらず、正当な書類も提示できなかったため、外貨の違法持ち出しと判断された。
この件について、ハノイ市警察は刑事事件として立件し、ラム容疑者は貨幣・商品の密輸容疑で起訴された。
今回の摘発は、税関当局がこのところ強化している違法な貨幣や商品の持ち出しに対する監視体制の一環で、疑わしいリスクの高い便や乗客を対象に、リスク評価や手荷物検査を重点的に行っている。