東南部タイニン省保健局はこのほど、抗生物質セフトリアキソンナトリウム(Ceftriaxon)の投与後に2件の死亡事例が発生したため、同薬の使用を停止するとベトナム医薬品管理局に報告した。各関連機関が正式な結論を出すまでの経過措置。
同省総合病院では今月7日、韓国ミュンムンファーム(Myungmoon Pharm)社製の同薬(使用期限:2009年7月10日)を注射された妊婦のチャウ・ティ・ミー・ヒエンさん(29歳)が胎児とともに死亡した。また同日、同省ズオンミンチャウ郡総合病院では盲腸の手術のために入院していたレー・フン・タオさん(21歳)が、韓国LGライフサイエンス社製の同薬(使用期限:2010年3月25日)を注射後、数時間後に死亡した。