お手伝い女性が大やけど、雇い主の虐待か

2010/05/13 07:37 JST配信

 ホーチミン市7区病院は、今月5日に背中からしりにかけて大やけどを負った女性を受け入れ治療を行っていると明らかにした。医師によると、ソアさんは2週間程度の治療が必要だという。

 この女性は北中部ゲアン省ジエンチャウ郡出身で、ホーチミン市7区タントゥアンドン地区の集合住宅で住み込みのお手伝いとして働いているチャン・ティ・ソアさん(18歳)。ソアさんは、5日朝普段より15分寝坊したため、この家の主婦ディン・ティ・ランさんに厳しく叱られ、その後掃き掃除をしているとき、ランさんにやかんの熱湯を背中にかけられたと話している。また、15歳のときからこの家で働いており仕事が遅いとランさんからたびたび暴力を振るわれていたが、実家が貧しいためやめるわけにはいかなかったとも語った。

 一方、ランさんの夫レ・ミン・トゥアンさんは「ソアさんのやけどは、妻の手がすべったため」だとし、ソアさんへの暴力については「しつけの一環で虐待ではない」と説明している。地元警察は、ことの真偽を確かめるため捜査を行うとしている。

[Nguoi lao dong online, 09/05/2010 | 08:59GMT+7]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 労働傷病兵社会省と国際労働機関(ILO)が共同で行った2011年調査結果によると、ハノイ市及びホーチミン...
 「おしん」と呼ばれるお手伝い業は給料が安いというイメージがあるが、ベトナムで働くフィリピン人のお...
 公安省南部刑事警察局は13日夜、主人宅の生後3か月の赤ん坊を誘拐して身代金を要求したお手伝いの女と...
 労働傷病兵社会省は15日、家政婦(お手伝いさん)に関する政策方針を探るセミナーを開催した。この席で...

新着ニュース一覧

 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年10月の輸出額(推定値)は前年同月比+17.5%...
トップページに戻る