理系の名門校として知られるハノイ工科大学の男子学生が麻薬原料植物の一種である「マジックマッシュルーム」の栽培・密売をしていたことが発覚し、ハノイ市警察が刑事事件として立件・処分することを明らかにした。
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グエン・チャン・トゥアン・フオン容疑者(19歳、同市ドンダー区在住)は6月7日、客にマジックマッシュルームを渡そうとしていたところを警察に現行犯逮捕され、麻薬密造・密売および所持の容疑で捜査を受けている。
家宅捜索では、マジックマッシュルームの栽培に使用されたとみられる多数の証拠物件が押収された。
供述によると、フオン容疑者は高校生だった2018年、ストレス解消の目的でマジックマッシュルームを摂取するようになった。その後、大学でバイオテクノロジーを専攻した同容疑者は知識を活かし、自分用と販売用のためにマジックマッシュルームの栽培を開始した。
同容疑者は、今年5月に生マジックマッシュルーム約300gを収穫。これで30gの乾燥マジックマッシュルームを製造し、広告を出して密売しようとしていた。