ホーチミン:生き別れた家族が37年ぶりに再会

2007/08/03 09:47 JST配信

 ホーチミン市のタンソンニャット空港で7月27日、生き別れになっていた家族が37年ぶりの再会を果たした。

 この感動のストーリーの主人公の女性、グエン・ティ・トゥーさん(38歳)は1歳になったばかりの1970年に本当の家族と生き別れになり、育ての親に引き取られた。しかし、1975年には育ての親とも離れ離れになり、東南部ブンタウの孤児院に収容された。ところが、ほどなくしてこの孤児院もつぶれてしまったため、トゥーさんはいわゆるストリートチルドレンとして大変な苦労の中で成長した。

 トゥーさんは1999年、夫についてスイスに移住した。そして、偶然知り合った同じくスイス在住のレ・ティ・ガーさんというベトナム人女性と自分が実の姉妹である可能性が高いことを知りDNA鑑定を受けたところ、99.99%の確率で2人が姉妹であるという結果が出たという。

 空港では父親のレ・ヴァン・カンさんを始めとする家族がトゥーさんを出迎え、一行は直ちにトゥーさんの母親が待つ南中部カインホア省カムランへと向かった。

[2007年7月28日 Sai Gon Giai Phong紙 電子版]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム系フランス人のバージニー・パリゾットさんは、出生直後から22年間生き別れになっていた産みの...
 チュオン・ビー・ムニエル・ミシェルさんは生まれた時から実母と離ればなれになった。しかし、その後は...

新着ニュース一覧

 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国立展示建設センター(1 Do Duc Duc, quan Nam Tu Liem, TP. Ha Noi)で、...
 米空軍は南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット空港で20日、ベトナム空軍に米国製の練習機「T-...
トップページに戻る