ハノイ市人民委員会は13日、イエンソーポンプ場建設工事(第2期)の着工式を行った。第2期ハノイ水環境改善事業の第1パッケージとなる工事で、排水ポンプの能力を毎秒45立方メートルから90立方メートルに引き上げる。総工費は1558億4000万ドン(約8億9000万円)で、2010年8月に完成の予定。
第2期事業の目標は、10年に1度の確立で起こるとされる2日間で310ミリの集中豪雨でも市内のトーリック川流域での洪水被害を防ぐことだ。第2期には排水ポンプの能力向上のほか、運河27キロメートルの改修、12カ所の湖の改修、バイマウ湖排水処理場の建設などが予定されており、総事業費は6兆3140億ドン(約360億円)に上る。