ホーチミン:路上販売の豆乳は食中毒の危険性高い

2011/06/25 09:30 JST配信

 ホーチミン市では路上や手押し車の店で豆乳が売られている。こうした店で売られている豆乳の製法は、衛生安全に配慮していると言えない場合が多いようだ。21日付ティエンフォン紙電子版が報じた。

 大豆に含まれるサポニンは石鹸のような発泡作用を示す物質で、加熱すると80度ほどで泡が出て沸騰したように見える。利益優先の豆乳生産者はこの段階で加熱をやめてしまうため、大腸菌などが生き残っている可能性がある。また、たとえ十分に加熱し正しい方法で生産したとしても、保管、運搬、販売の方法によっては食中毒を引き起こす恐れがある。

 同市公共保健衛生研究所の昨年の検査結果によると、サンプル検査した路上販売の豆乳の半数は衛生基準に達していなかったという。また、同市市場管理局の統計によると、市内には許可を取得して豆乳を生産している民間施設が137か所あるが、実際は許可なしで食品衛生安全に関する配慮もなく生産するもぐりの施設が数百か所あるとみられている。

[Tien phong online, 11:35 | 21/06/2011, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 セミの幼虫を食べて食中毒を発症し、東南部ビンフオック省の総合病院に救急搬送された男性3人のうち1人...
 ホーチミン市の路上屋台で販売されているノーブランド豆乳の大半は、謎の化学物質で作られていて、約90...
 ハノイではゴキブリやハエ入りのフォー(ベトナム風うどん)やヤモリ入りのブン(米粉麺)など、"変わった"...
 ホーチミン市では「栄養お粥」と称する製品が広く販売されている。しかし専門家らは、食中毒を引き起こ...
 庶民が気軽に立ち寄るコムビンザン(大衆食堂)や路上の店。しかし、食材がどこから運ばれどう料理されて...
 ホーチミン市保健局は16日、同市1区チャンディンスー通りの飲料販売店で瓶詰めの豆乳製品6本にカビや凝...
 中部ダナン市の保健予防センターはこのほど、市内の路上の屋台で販売されているバインミー(フランスパ...

新着ニュース一覧

 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年11月の輸出額(推定値)は前年同月比+15.1%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年11月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.45%上昇、前...
 ベトナムの通信事業者が、物理SIMからeSIMへの転換を強化している。各社はオンライン手続きに対応し、...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 グエン・バン・フアンさん(男性・40歳)は毎週、東北部地方クアンニン省からハノイ市まで100km以上の道...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は1日、2025年の信頼性の高い旅行会社トッ...
 有料テレビ「K+」を運営するオーバー・ザ・トップ(OTT)サービス事業者のベトナム・サテライト・デジタ...
 ハノイ市ノイバイ国際空港の第2旅客ターミナル(T2)拡張エリアは18か月の工期を経て、12月19日に運用が...
 ホーチミン市人民委員会は、都市鉄道(メトロ)網の拡大に向け、2025〜2030年の人材育成計画を公表...
 政府はこのほど、ホーチミン市の開発にかかる特別制度の試行に関する国会決議第98号/2023/QH15の一部を...
 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc ...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 行政区分類に関する政令第307号/2025/ND-CP(11月27日施行)では、行政区の分類基準を定めており、社会経...
 ハノイ市のホアンキエム湖歩行者天国で12月12日(金)から14日(日)まで、スタートアップとイノベーション...
 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)中心部に位置するドゥックバー(聖母マリア)教会は、今年もクリスマス...
 南中部地方ダナン市(旧クアンナム省)のホイアン文化遺産保存管理センターは4日、ホイアン旧市街で12月2...
トップページに戻る