飲料水のヒ素汚染、北部ホン川流域で顕著

2011/07/02 09:19 JST配信

 ハノイ市で29日、保健省とタイのチュラブホーン研究所の共催によるセミナー「ヒ素と人の健康への影響」が開催され、ベトナムの飲料水のヒ素汚染が深刻化している実態が明らかにされた。29日付ベトナムプラスが報じた。

 これまでの複数の研究により、北部と南部の多くの地域で地下水のヒ素汚染が確認されている。国連児童基金(ユニセフ)ベトナム事務所のレポートによると、紅河デルタ地方ハナム省では検査した井戸水の62%から、1リットル当たり0.05ミリグラム以上のヒ素が検出された。飲料水の衛生基準では0.01ミリグラムを超えてはならないとされている。

 保健省環境衛生・労働医学研究所が北部のホン川(紅河)流域にある8省で、1リットル当たり0.05ミリグラム以上のヒ素が検出された井戸水を飲料用に利用している住民3700人を対象に行った健康調査によると、▽神経衰弱64.7%▽脈管運動失調32.8%▽異常妊娠32.7%▽抜け毛25.6%――など多くの人がヒ素に関連する症状を訴えている。

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