中部ダナン市情報通信局は来年6月までに同市全域に公衆無線LANを整備すると発表した。無線LANサービスの展開により、地元住民や観光客は無料でインターネットに接続することが可能となり、情報通信インフラが改善するほか、同市の観光的魅力を国内外に広く紹介することにも寄与する。25日付ICTニュースが報じた。
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同案件の費用は100万ドル(約8000万円)で、世界銀行(WB)による「情報通信開発案件」向け融資金から拠出される。
計画では、市内を走るハン川流域にある◇空港、◇バスターミナル、◇駅、◇劇場、◇展示場、◇大学、◇病院、など公共施設や観光客が多く集まる地区に150か所の基地局を設置する。その後、設置箇所を住居区や都市区などにも拡大する方針。
なお、ベトナムで無線LANサービスが無料化されるのは、◇南中部クアンナム省ホイアン市、◇東北部クアンニン省ハロン市、◇北中部トゥアティエン・フエ省フエ市に続いて同市が4か所目。
2013年5月23日のダナン市の発表によると、無線LANの整備完了は同年9月、費用は200万ドル(約2億円)、基地局が400か所に変更される。
※最終更新:2013年5月25日10:30JST