中学校・高校で校内暴力の未然防止に様々な取り組み

2013/06/19 12:51 JST配信

 生徒同士による校内暴力が増加する中、多くの学校は道徳教育と並行して暴力から自分の身を守る方法についての教育を行なっている。17日付ティンモイが報じた。

(C)Tin moi
(C)Tin moi

 校内暴力は、「ガンをつけられた」、「冗談を言われた」、「気に入らない態度を取られた」などの小さな悪意や敵意、恋愛がらみの嫉妬などが主なきっかけになっている。暴力までいかない場合でも、悪口、誹謗中傷、無視、仲間外れなどのいじめがある。

 ハノイ市のトーホアン中学校では、校内暴力の発生を未然に防ぐ方法として、いつもと異なる様子を感じたら学校と家庭の間で迅速に連絡し合う連絡網を整備したほか、ボランティア活動などを通して道徳の重要性を教えている。特に女子生徒には、暴力から身を守る方法として、冷静さを保ちながら状況を改善する技能や情報機器との接し方なども教えている。

 またクアンオアイ高校では、相談員制度とホットラインを立ち上げて、小さな芽のうちに問題の解決を図っている。タンロン中学校でも「治療よりまず予防」という方針のもと、入学時から生徒の履歴や家庭状況を把握するとともに、学校・家庭・地域の連絡を密にすることにしている。

※最終更新:2013年6月20日10:51JST

[Tin moi,17/06/2013 10:39:17,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市で26日に開かれた、校内暴力の実情と対策をテーマとしたセミナーで、医社会学研究所と慈善団体...
 ベトナムでは近年のインターネット普及に伴い、生徒間のいじめ・暴力や陰湿な嫌がらせなどの行為を撮影...
 ハノイ市の生徒・学生の犯罪は、件数が増加傾向にあるばかりか凶悪化している。30日に開かれた「ハノイ...
 生徒同士の暴力事件が多発している現状を受けて、教育訓練省はハノイ市で28日、防止策を探るセミナーを...
 ベトナムで校内暴力が増加中だ。先週ハノイで開かれた国際会議で、心理学研究所のファン・マイ・フオン...

新着ニュース一覧

 インターネット接続の性能を評価するウェブサイト「スピードテスト(Speedtest)」を運営する米国のオー...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、米ボー
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナムの決済アプリ大手「モモ(MoMo)」は、世界的保険グループであるチャブグループ(Chubb Group)傘...
 南部メコンデルタ地方ドンタップ省に住むファン・ゴ・ジエム・フオンさん(女性・18歳)には「我が家」が...
 ホーチミン市当局は10月、ビンチュン街区(旧トゥードゥック市)のマイチート(Mai Chi Tho)通りに全長約5...
 KDDI株式会社(東京都港区)は11日、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Gr...
 株式会社多摩川ホールディングス(東京都港区)の孫会社である多摩川電子ベトナム(TAMAGAWA ELECTRONICS ...
 家具・建築用金物製造販売を手掛ける株式会社中尾製作所(三重県津市)は4日、東南アジア地域における販...
 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen...
 ベトナム共産党政治局は、政治システムにおける職位・職務区分を改定する決定第368号-QD/TWを公布した...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 マレーシアを公式訪問したチャン・タイン・マン国会議長は同国の首都クアラルンプールで19日にジョハリ...
 電動バイクの生産・販売を手掛ける地場スタートアップのダットバイク(Dat Bike)は18日、シリーズBラウ...
 消防関連設備を製造する韓国系のSテックビナ(S-TEC VINA)が、成長を遂げている。同社によると、ベトナ...
トップページに戻る