幻の動物「サオラ」、ベトナムの山林で撮影

2013/11/15 14:41 JST配信

 世界自然保護基金(WWF)ベトナム事務所のバン・ゴック・ティン博士によると、南中部クアンナム省の山林で絶滅危惧種の動物「サオラ」の生きた姿が確認された。サオラは別名ベトナムレイヨウ。1992年に発見されたが、捕獲が極めて難しいため、「幻の動物」と呼ばれている。14日付公安紙(電子版)等が報じた。

(C)  congan, 9月に撮影された野生のサオラ
(C) congan, 9月に撮影された野生のサオラ
(C)  congan, サオラ
(C) congan, サオラ

 サオラは、約50センチの長い2本の角を持つウシ科の動物で、ベトナム西部からラオス東部にかけての森林等に生息している。WWFとベトナム森林保護局が同省のアンナン山脈に設置したカメラが、今年9月にサオラの姿を捉えた。野生のサオラの生きた姿が確認されたのは、1999年以来のこと。

 なお、国内の専門家らによると、サオラは捕獲が困難なため、詳しい生態が分かっていないものの、野生のサオラは現在、数十頭から数百頭しか生息していないと見られている。

[Xuan Hoai congan 14/11/2013 08:05U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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